脚絆(きゃはん)の着方・つけかた

脚絆の付け方|アイキャッチ
目次

脚絆の表裏

脚絆1

脚絆の裏面(内側)

小鉤(こはぜ)がついている面が裏面(内側)です。

小鉤とは、脚絆に縫い付けた爪型の留め具です。足袋や手甲にも使用しています。

脚絆2

脚絆の表面

掛け糸がついている方が表面です。

体の外側に長いヒモ、短いヒモが中心です。長いヒモが体の外側となります。

掛け糸とは小鉤を留める糸のことです。通常の脚絆には2本ついています。

脚絆を巻く・小鉤を掛ける

脚絆3

脚絆を巻く

脚絆の中心をスネにあたるようにし、足首からうえに脚絆を巻きます。

脚絆4

紐(ひも)を通す

側面にある穴に短いヒモを通して下さい。

脚絆5

小鉤(こはぜ)を留める

下から順に「小鉤」を「掛け糸」に留めていきます。

足を組むように、膝(ひざ)に足を載せると留めやすくなります。

脚絆6

小鉤を留める

脚絆に適度な遊びがあるぐらいで小鉤を掛けていくとスムーズに着用できます。

脚絆7

脚絆を引き上げる

小鉤を留め終えたら脚絆を上に引き上げ、ふくらはぎに密着させます。

脚絆8

形を整える

脚絆がずれてい無いか等を確認し形を整えます。

紐を結ぶ

脚絆9

紐を巻く

長い方の紐をふくらはぎに巻きます。

脚絆10

紐を巻く(二周目)

通常、脚絆の紐は二周巻きます。(二重)

脚絆11

紐を結ぶ

ふくらはぎの側面(外側)で紐を結びます。

脚絆12

紐を結び終えれば完成です。

紐の結び方に特に決まりはありませんが「片輪結び」が多いようです。

脚絆の着方|ワンポイント

最後に脚絆の着方について「お客さまからよく受けるご質問」「間違えやすい着方」「着付けのポイント」について記載いたしました。ご参照ください。

地下足袋を履く

睦ちゃん

足袋は脚絆に「入れて履く?」「出して履く?」

絆纒屋

絆纒屋では「脚絆の上から足袋の小鉤を留める」ことをお勧めしています。

脚絆13
脚絆14
足袋は脚絆に被せる

はじめに「室内で脚絆を身に付け」次に「玄関で地下足袋を履く」のが一般的な順序です。足袋に脚絆を被せるには、脚絆の小鉤を外す必要がある為とても不便です。

脚絆15

後ろのライン

脚絆の小鉤はふくらはぎの裏側で掛けます。

脚絆16

紐が解けないように注意

激しいお祭りの最中に脚絆の紐が解けるてしまうと危険です。

差し込むなどして解けないようにして下さい。

まとめ

いかがでしたか、ご理解いただけたでしょうか?

はじめての方は一読しただけだと「わからない」ことも多いと思います。お手持ちの脚絆を手にして是非何度か練習して下さい。感度か試していると着方はもとより、ご自身にとって「丁度いい締め具合」なども掴んでいただけると思います。

絆纒屋(実店舗)では脚絆をご購入のお客さまに「サイズ選びのためのご試着」や「脚絆の着方についてもご説明」にご対応させていただいております。浅草にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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